2015年1月アーカイブ

SHIMANO 12エアノスXT 1000 レビュー

主にライトゲームで利用している12エアノスXT1000。
深溝スプールなので、あえて太目のラインを入れて遊んでみたりしています。
安くて使い勝手がよいので、比較的遊べるリールではないでしょうか?

[2018/12/26追記]
結構長く使ってみての感想を追記してみました。

12エアノスとは

シマノが製造するエントリークラスのリールです。
12エアノス ⇒ 12エアノスXT ⇒ 14サハラという序列です。
同価格帯のライバル機種はダイワのクレスト~レブロスMXという感じでしょうか。

12エアノスとの差は主にベアリングの数、カラーリング、ハンドルです。
どちらもローターブレーキは搭載していません。
ベアリングの数が異なることによる耐久性の差がどれだけあるのか?というのが選択上のポイントになると思います。

[2018/12/26追記]
私は両方を使ったことがあるわけではありませんが、12エアノスXTはヘビーに使うとゴロゴロ感が強くなってきました。
ローターの遊び幅が増えているように感じます。
ピニオンギヤは片側のみベアリングとなっているので、負荷のかかる片側の遊びが大きくなっているのでは?と推察します。

製品名 SHIMANO 12エアノスXT 1000
巻き取り長 64cm
ギヤ比 5.2
自重 210g
最大ドラグ力 3kg
ベアリング数 3
巻糸量 ナイロン:1.5号 130m、2号 100m、2.5号 85m
フロロ:1.5号 120m、2号 85m、2.5号 70m
PE:0.8号 240m、1号 190m
その他の特徴 AR-Cスプール
定価 バリュープライス

外観

ボディはゴールドがかったシルバーという感じ。
スプールとかも価格の割には高級感があるように感じられます。
2018-06-03-001.JPG

ほらね?
(というかただ光の当たり具合で輝いて見えるだけか...?)

良い点

(1)AR-Cスプール採用
09エアノスXTから搭載はされていますが、AR-Cスプールだったり、ダイワのABSスプールは重要です。
個人的には初心者ほど重要なのではないかと思います。
(初心者の方がバックラッシュさせやすいと思いますし、ノーブランドのリールとはこのあたりの差が大きいかと...。)

(2)軽量!!
番手を考えるとそこまで軽くはないのですが、PE1.0号を約200m巻くことができるリールの割には軽いと思います。
当然パワーとかはありませんが、2500Sより軽くてたくさん糸が巻けます。
そういう点で個人的に遊べるリールだな~と感じています。

悪い点

(1)耐久性
アジングで大きなボラをかけたり、20gのメタルジグで遊んでツバスをかけたりと、酷使しました。
その結果かわかりませんが、少しガタツキとゴロ感がでるようになりました。
回転が重くなったとかはないのですが、繊細な釣りをする場合にはノイジーに感じると思います。

巻きの釣りをしなければ、まあ許容できますが...。

その他

(1)PEラインのキャパシティ
私は0.8号を150m巻いてメタルジグで遊んだりします。
太糸も入りますし、下巻きすればアジングで使うようなフロロ2lb~3lbも使えます。
どちらにしてもバランスよく下巻きを入れるのが必須です。

(2)耐久性
これは使いこんでわかりましたが、酷使するとそれなりにガタツキます。

(3)ドラグ性能
個人的には安定している印象です。
スプール自体もそれなりに重量があるので、安定してブレが少ないように感じます。

(4)防水性能
防水機能は有していません。それでもベアリング数が少ないので、サビとかには強いのでしょう。

(5)重量
番手が小さいのもありますが、210gと軽量です。
そういう意味では体の小さい子どもや女性にオススメできますね。

総評

低価格帯の小型スピニングリールであれば、深溝スプールが色々と遊べてよいな~と感じています。
個人的にはバーサタイルに楽しめる、よいリールだと思います。

PRO MARINE KAISER SPIN KAB-4000 チューニング

安価リールの中でもちょっと品質高めなカイザースピン。
実売3,500円ぐらいながら、4BB仕様ということもあり、巻き心地はなかなか良好。
1年ぐらいライトショアジギングでジャークやリトリーブで酷使してきました。

ある日、何気なく店頭で新品を触っていると、自分のと比べて巻きが軽い...。
そこでカイザースピンのチューニングをすることに。

感じている問題点は以下の2点。
  • ラインローラーがカラーのため、回りが悪い。
  • 新品購入時と比べ、巻きが重くなった気がする。

というわけで、まずはラインローラーのベアリング化
上はデフォルトで入っているカラー
下がベアリング化のための部品一式(グリスが付いているので、少々汚いですが。)
(左からDDL-740ZZ、M3規格ワッシャー、M4規格ナイロンワッシャー) 2015-01-19-002.jpg
これでラインローラーは見違えるように変わりました。

続いて巻きが重い原因調査。
調べてみると、ハンドル固定用のキャップ部分に干渉してこすれたような跡が。(画像ではちょっとみにくいですが。)
2015-01-19-001.jpg

最初から入っているワッシャーが固定した時の圧力に耐えられず破損していました。
画像に写っているM3規格ワッシャーを2枚追加して干渉しないようにしました。

ハンドル(ドライブギア)がガタつく感じがしたので、ドライブギアの場所にワッシャーを追加したかったのですが、
調度よいものがなかったため、グリスアップだけを実施。

新品とまではいきませんが、なかなかいい感じになりました。これで次シーズンも戦えそうです。
2015-01-20-001.jpg

15フリームス発売のため、定価の半額ぐらいで買えるようになり、ついつい衝動買い。
デフォルトでは4BBなのですが、このサイズのT字ノブのフィット感がイマイチだったため、
ハンドル交換と合わせて10BB化してみました。

詳細は既に先人達がブログにたくさん上げているので、工程はとっていませんが感想を。
2015-01-05-002.jpg

ラインローラーは14エクセラーでもBB化しましたが、糸の出やすさは格段によくなりました。
ハンドル部分のBB化はリーリングフィールがかなり良くなったように感じます。

ただ、スプール周りのBB化はドラグがでないとわからないような...。
耐久性が上がるメリットはありそうですが、そこまで使用頻度が高いのであれば、高いリールを買えばよい気がします。

実用を考えるとラインローラーのBB化は必須で、ハンドル部分までできたら満足度高いって感じでしょうか。
結果的に15,000円ぐらいかかってしまっていますが、本人満足してるのでよしとしましょう!!

以下のキットを使用すれば、簡単にできます。用途に合わせてどちらか選べば、OKです。(Amazonのリンクです。)
11フリームス MAX10BB フルベアリングチューニングキット(HRCB防錆ベアリング)
11フリームス MAX10BB フルベアリングチューニングキット(SHGプレミアムベアリング)
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ライトショアジギング熱狂中
最近、シーバスしてます。
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