DAIWA 09カルディア 2004 レビュー

白色でデザイン的に面白く、エアスプール性能的にもいいんじゃないかなと使ってみたくなり購入しました。
用途はライトゲームです。実際にライトゲームをする頻度は高くないので、使い込みは甘いです。

09カルディアとは

グローブライト社(当時はギリギリでダイワ精工?)がダイワブランドで製造するミドルクラスのリールです。
私の印象として、カルディアシリーズは実釣に必要十分な機能が取り込まれている印象です。

ただ、この09カルディアは特殊な立ち位置で、2005年に発売されたカルディアKIXのマイナーチェンジというかカラーチェンジ。
カルディアKIXの売れ行きに問題があったのか、11カルディアを待たずにテコ入れする必要があったのか...?

下位機種がフリームスKIX、上位機種が07ルビアスという感じです。
同価格帯のライバル機種は08バイオマスターという感じでしょうか。

製品名 DAIWA 09カルディア 2004
巻き取り長 62cm
ギヤ比 4.7
自重 220g
最大ドラグ力 2kg
ベアリング数 6
巻糸量 ナイロン:4lb 100m、5lb 70m
PE:0.6号 100m、0.8号 80m
その他の特徴 スーパーメタルボディ
TD(トーナメントドラグ)
デジギヤⅡ
ABSⅡ
エアスプール
定価 21,500円

外観

外観はホワイトと非常に個性的。
現行機種で白色のリールってディースマーツぐらいしか思いつかない。
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エアスプールモデルの2004と通常のアルミスプールモデルの2000では外観の印象が違います。
個人的にはアルミスプールモデルの2000の方が好みです。

良い点

(1)エアスプール
スピニングリールのスプールは軽ければ軽いほどよいというのが私の持論ですが、やっぱり軽い。
耐久性についても標準的なドラグ設定の範囲内であれば、まったく問題ないです。
(他のリールでエアスプールを使っていますが、それ含めた感想。)

(2)個性的なカラーリング
唯一無二と言ってよいホワイトカラー。
私としてはリール選びにおいては見た目も大事だと思いますので、その点で面白いと思います!!

悪い点

(1)重い
巻きが軽くて実釣性能としては十分なのですが、メタルボディなので少し重い。
エアスプールで少しマシにはなっているものの、ライトラインを使う2000番台には合わせにくいかなと。

(2)供回り式ハンドル
これは中古で購入を検討している人に向けてです。
カルディアシリーズは2011年モデルからねじ込み式になっています。
2009年モデル(実態はカルディアKIXのマイナーチェンジなので2005年モデル)のカルディアは供回り式です。
当時としては別に普通のことだったと思いますが、カルディアだからねじ込み式かなと思っていると、残念なことに。

その他

(1)PEラインのキャパシティ
0.6号のPEラインを100m巻けるスペックですが、私としては0.4号を100m巻いたらぴったりでした。
PEラインは銘柄によって結構太さが変わるので、ご参考まで。

(2)耐久性
メタルボディなので、耐久性は十分かなと思います。
パッキンとかがあるわけではなく、防水性は高くなさそうなので、海水被った場合にはしっかり洗うのが良いと思います。
(海水の飛沫が飛ぶだけだと私はウェットティッシュでふきとるぐらいですけど...。)

(3)ドラグ性能
引っ張ってみた感じは極めて普通。可もなく不可もなくという感じです。

(4)重量
重量はメタルボディということもあって気持ち重め。
でもエアスプールのおかげで重心バランスは悪くないです。
(私が重心バランスをやたら気にするのは、11フリームスのバランスの悪さを物凄く感じたから...。)

総評

色々と感想を書きましたが、今となっては古い設計のリールなので、仕方がない部分もあります。
その分、中古市場の価格も下がってきていますので、値段なりに考えてもらえればと思います。

個人的には11フリームスの印象から11カルディアは耐久性に難ありだと考えているので、14カルディアの方がおすすめです。
11カルディア以降と09カルディア以前だとボディ素材が変更されているので、結構印象が違うところも注意点かなと思います。

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ライトショアジギング熱狂中
最近、シーバスしてます。
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