Abu Garcia XROSSFIELD XRFC-702M レビュー

冬は釣行記を書けないかわりに、レビュー記事を書くのが捗ります。
釣具は安い買い物ではないので、私個人としては買い物に向けてレビュー記事を結構見たりします。
中古製品も買ったりするので、発売から時間が経過したものでも役立つと思っています。

と自分に言い聞かせつつ、書くモチベーションを高めています(笑)
今日レビューするのはAbu GarciaのXROSSFIELD XRFC-702Mです。
主に神崎川でのシーバスゲームに使っています。

XROSSFIELD(クロスフィールド)とは

ピュア・フィッシング社がAbu Garciaブランドで販売しているエントリークラスのロッドです。
ソルトウォーター対応という意味では最も安い製品です。
製品名が示すようにXROSS(CROSS) FIELDということで、魚種専用ではないことをコンセプトにしているようです。
このモデルはロックフィッシュとバスが◎、シーバスは○みたいな表記があります。
私はもっぱらシーバス専用と言わんばかりに使っています。

このロッドの上位といえば、同じく魚種を問わないモデルであるSALTYSTAGE KR-X Triple Conceptでしょうか。
そちらについては使ったことはありませんのでよくわかりませんが、とりあえず釣りを始めようという人は、
価格的にもXROSSFIELDの方が手を出しやすいので、お勧めできると思います。

製品名 Abu Garcia XROSSFIELD XRFC-702M
継数 2
全長 7.0ft
仕舞 109cm
自重 122g
対応ルアーウェイト 3.5g - 24g
テーパーデザイン レギュラーファースト
その他の特徴 Xカーボンテープ
アンサンドフィニッシュ
トップガイドSiC
定価 12,000円

外観

外観はブラックとゴールドで普通にかっこいいです。
バット部に巻かれているXテープも何となく強そうに見えて心強いです。
価格の割に安っぽく見えず、普通にかっこいいので、使っていても楽しいのではないのでしょうか。
(やっぱりかっこいいタックルを使う方が気分が乗りますよね。)
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私はAbu Garciaのプロマックス(PMAX2)を合わせています。
デザイン的にもベストマッチだと思っています(笑)

良い点

(1)安価 かつ かっこいい
普通に最大のメリットだと思います。低価格帯の製品はデザインがビミョウなものもあります。
趣味の問題もあるので、あまり語りはしません!!

(2)しっかりと作られていて丈夫
1年足らずで耐久性云々語れるのかという話もありますが、基本的には3月初から11月末まで毎週使っていました。
こんな魚を抜きあげても折れる感じではなかったです。(折れないことを保証しているわけではありません!!)
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ティップをぶつけることも多々ありましたが、特に問題ありませんでした。
アンサンドフィニッシュなので、ブランク自体の強度も結構あるんじゃないでしょうか。

(3)投げやすいグリップ長
私がこのロッドでは3/8oz~1/2ozぐらいをよく投げますが、ワンハンドではやや手首の負担が大きいです。
ダブルハンドに適したグリップ長になっているので、ダブルハンドで投げれば負担も少なく、安定してキャストできます。

悪い点

(1)軽いルアーは投げずらい
ロッドは3.5g~24gとの表記ですが、6gのミノーだとふわっと投げないとバックラッシュします。
(ロッドとリールのバランス次第だとは思いますが、私の印象としてはそんな感じです。)

(2)ティップがやや硬め
ややティップが硬い印象です。シーバスがかかったときに竿をしならせてーみたいなことはやり辛い。
ただ、ティップが硬めというのは別の観点から見たら、メリットにもなりうるとは思います。

その他

(1)適したルアー
3/8ozあたりが投げやすいです。1/2ozも結構いい感じ。それより重いと投げづらくなってきます。

(2)重量
スペック上の重量は122gです。使っていて特に重いと感じたことはありません。
ベイトタックルなのでリールは手の中に収まりますし、
(シーバスタックルとしてみた場合に)そんなに長くないので先重りがーといったことも気になりません。

(3)長さ
私は主にシーバス釣りで使っているので、シーバスロッドと比較してしまいますが、
通常の陸っぱりベイトシーバスロッドは8ft以上のものが多いです。
対してこのロッドは7ftと短いですが、その分取り回しやすくて個人的には好みです。
飛距離はもう少し欲しいという場面もあるので、8ft~9ftのタックルだったらどうだろうと気になる点でもあります。
(もしかしたらスピニングタックルを使ったほうがよい場面なのかもしれません。)

(4)テーパーデザイン
負荷に応じて曲がるパラボリックテーパーということですが、レギュラーからファーストテーパーという印象です。
もうちょっとスロー気味の方がファイトはしやすいかなーと思います。

総評

このロッドはコストパフォーマンスが非常に優れていると思います。
シーバスゲームに使っていても特にパワー不足ということは感じられません。
(アベレージ40~50cmでの使用感なので、80cm以上が相手の場合はわかりません...。)
近所の都市型河川で気軽にシーバス釣りを楽しむことを考えた場合、やはりコスト面で優位だと思います。

基本的な性能も十分だと思いますので、ベイトタックルでの釣りをお試し感覚で始めるのにもよいでしょう。
個人的にはスピニングよりベイトの方がキャスティングが楽しいので、スピニングしか使わない人は気分転換にもなりますよ!!

プロフィール

新茶
ライトショアジギング熱狂中
最近、シーバスしてます。
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